困ってる人を見つけるアンテナ

私は神経質で、気にしいだから、
仕事とか対人関係で困ってしまう場面が多い。

 

それは生きる上でマイナスポイントに見えるかもしれないけど、
徳な部分もある。

 

自分が困っていることが多いから、
人の困っていますアンテナにも気づきやすい、ということだ。

 

飲み会なんかで、話に入っていけずに困っている人や、
帰りたいのに、気を使ってそれを切り出せなくてソワソワしている人、
仕事のやり方がわからなくて困っている人、

 

ほとんどの場面で同様に自分も困った経験があるので、
少しの表情や体の動きで、
「あ、この人困ってるんだな」ということがわかる。


逆に、自分が小さなことを気にしないおおらかな性格だったら、
他人のそういうのにも気づけないのだと思う。


そして、困っている人を発見してしまったら、
助け舟を出すのだけど、

この助け舟の出し方も、
自分がやってもらって嬉しかったやり方の蓄積がたくさんあるので、
わりとスムーズにできると思う。


例えば、
誰かに仕事を頼んでも、
5分くらいしたら一声かけるようにするだけで、
「こんな質問していいのかな・・・忙しかったら声かけるの悪いな」

というちょっとしたことだけど作業者にとって気になっている疑問を、軽く口にできる雰囲気を作ってあげられる。

真面目な人ほど、困っていることが多いのだ。

 

飲み会で話に入っていけていない人には、
なるべく多くアイコンタクトを取るようにして、
その人の観察をするとともに、
話しかけやすい隙を作るようにする。


困ったときに助け船を出せると、
なんとなく、友好関係が築けるように思う。


そうすると、自分が困った状態になったときに、
助けてもらいやすくなる。


仕事なんて、頭の良し悪しなんかよりも、
自分が困ったときにどれだけ助けてくれる人がいるか、
自分のためだったら一肌脱いであげようと思ってくれる人がいるか、
のほうが大事なんだと思う。


わたしは怠け者だし、仕事なんてたいしてできないけど、
こういった「助けてくれる人達」のおかげで、
どうにかなっている。


だからこの、
困っているアンテナの感度がいいことは、得なこともある。