演劇初心者ワークショップに行ってきました。

この間、演劇初心者ワークショップに行ってきました。

 

私は今まで演劇にまったく興味なかったし、
劇を見に行くということもなく、ましては自分がセリフを言うことなど想像もつきませんでした。

 

ワークショップに行こうと思ったきっかけは、
もっと自由に自分を表現したいなあという思いがずっとあって、
そういえば演劇する人って、いろんな役をいろんな喜怒哀楽で豊かに表現しているなあと、
ふと、思いついたのでした。

 

とはいっても、いきなり劇団とか敷居が高すぎるので、
演劇サークル的な、初心者でもOKっていうグループがあるといいなあとネットで調べてみました。

 

そしたら家の近くに、平日の夜(会社帰りに寄れる時間)、費用もヨガ一回分と変わらないくらいで、
しかも初心者OKという理想通りのワークショップがヒットしてしまったのでした。

 

開催日もちょうど一週間後位、
すべての条件がそろいすぎていて、参加しない選択肢はもはやなかったのです。

 


感想は、行ってみてよかったです。

 

プロの劇団の方が指導してくれる、とても貴重なレッスンなんだと、
参加していた人から教えてもらいました。

指導者は、テンションとか言い方とかを自由自在に操れるプロで、
場の空気を一瞬でつくれてしまう人で、
もはや同じ人間とは思えませんでした。

 


今まで私の中で使ってこなかった筋肉(おもに右脳、即興性)を急に使いまくって、
ワークショップが終わった後はどっと疲れてしまい、放心状態でした。
面白いとか楽しいとかそんな余裕はなかったのですが、
これは私にとって必要な筋トレである、と感じました。

 

ワークショップの具体的な内容は、
最初にストレッチで体や声をほぐしていき、
むちゃぶり(私にとっては)の自己紹介に、表現力とコミュニケーション能力を必要とするゲーム、
そして最後にセリフのプリントが配られて、配役を分担して、それを感情表現を入れて読み上げていく、
というものでした。

 

少し、企業のコミュニケーション研修ににているなあと思いましたが、
コミュニケーション研修って、年に多くて数回の、一人数万円の高価なもの。
場数を踏んで慣れていく、というのは不可能です。
それがここに参加すれば毎週のように受けられるってすごい!!って思いました。

 

わたしそういうの一番苦手なので。
人前で話すとか、人前で自己開示するとか、自由に表現するとか、ホント苦手。
だから、なるべくそういう機会に恵まれないように、隠れて生きてきたハズなのですが、
最近どうにもそのあたりが痒くなってきてしまったのです。

 

配色を習っても、結局は自分で表現ができないと、
人のマネの色になってしまって、面白くないのです。
自由に自分を表現することをしないと、誰かの意思に従うだけになってしまい、
そういう人生はつまらないものだ、ってひしひしと感じてしまって・・・。

 

だけど、数字相手に、失敗しないことを毎日の仕事としていると、
自由にって言われても、ぽかーんとして固まってしまうのです。

 


●ワークショップで感じたこと

同じセリフを言うのでも、エネルギーの大小によって、まったく印象が変わってくる。

そして、同じことを言うのでも、何パターンも言い方ってあって
(ワークショップでは数回のうち、いろんな言い方を試みてみて!って言われた)
言い方ひとつで場の空気感がこんなにも変わるのか、って驚きました。

 

声の大きさ、早さ、間の取り方、瞬時に判断が必要で、なんてスリリングなの~。
私はセリフ飛んだり、ヘンなテンションになったり、失敗しかしてなかったです。


途中で、いっぱいいっぱいになってきて、正直早く終わらないかなって思ってしまいました。

 

だけど、これだけの負荷のかかるレッスンは経験したことがなく、
失敗を繰り返して筋肉痛を重ねていけば、表現筋(という筋肉があったとしたらね)が強くなっていきそうです。

 

初心者すぎて空気みだして、そんな自分がいたたまれないのですけど、
たぶん、また参加しちゃうかな~